OEM商品発注の流れを整理してみよう 生産数を加味して 損益分岐点 を考える
2016/09/23
損益分岐点を加味して価格設定を考えよう
OEM商品を出品していこうと考えるときに、どうしても考えて置かなければならないのは損益分岐点がどこにあるか、ということだ。
OEM商品を計画するに当たり、壁になるのはその商品の最低ロット数ということになると思う。
今回はOEM商品の価格設定を損益分岐点と合わせて考えてみよう。
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損益分岐点ってのは
商品のコストってのは「変動費」と「固定費」ってのがある。
たとえば、君が月額ツールとかを使っているとすればそれは「固定費」。その商品の仕入れにかかるコストは「変動費」という。
損益分岐点ってのは、この固定費と変動費を加味して、どれだけ売れれば元を取れるのかというポイントを差すんだ。
グラフにするとこんな感じ。
これは売上1に対して、固定費1、変動費0.5がかかるとした時の損益分岐点のグラフだ。このケースでは売上2で元が取れるって計算だね。
OEMのコストを考えてみる
OEMの相性が良いのはアパレルだとよく言われる。
これは、タグなどの部品を既存の商品の取り付ける方法が取りやすいからだね。
通常OEMでの最低発注ロット数は1000くらいが一般的なんだけれど、1つの商品で1000個売り切ると思うと、それはいくらなんでも無理なんじゃね?って思ったりするよね。
たしかに1種類の商品では厳しいだろう。
でも、1000個のタグを20個の商品に取り付けてもらって、やれば1商品あたり50個で済むよね。
この辺りがOEMとアパレルの相性の良さと呼ばれる所以だ。
まあ、1000個の商品を売るための戦略ってのもあるから、そこは練りこんでいかないと行けないとは思う。
原価率50%、つまり諸費用の倍で売るとして、その結果1月あたりどの程度の売上が確保できる計画とするのか?
商品別に何個売れる想定で、それが毎月の締めでどの程度達成されているのか?
未達成の場合は、その原因分析をして計画を修正して、対策を検討する。
そんなビジネスとしては当たり前っちゃー当たり前のことを丁寧にしていくことが重要だんだよね。
まあ、このあたりはOEMではなくてあいのりでも同じようなことをしていくことが重要なんだと思う。でも、想像で申し訳ないけれどそこまでやっている人ってあんまりいないんじゃないかな?
やったほうが良いのはわかるけれど面倒だもんね。
その辺りを管理しやすい仕組みを作れれば、結構売れるかもしれないね。
ううむ、それこそ結構面倒だけどさ。