Amazonで販売するときのコストその7_FBA手数料
2016/08/09
ちゃんとコスト計算している?(FBA手数料)
Amazonで販売するときには様々なコストがかかるよね。そのコストを見越して仕入をするわけだけれど、意外とそのコストをちゃんと計算している人ってレアかもしれない。
今回はその辺りのコストに注目してみようと思う。
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コストの種類
Amazonで販売するときのコストには以下の様なものがある。
仕入代金
国内送料
国際送料
仕入代行費
FBA梱包費
関税
購入時消費税
FBA手数料
Amazon販売手数料
販売時消費税
今回は、この中でFBA手数料に注目して説明してみよう。
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FBA手数料
FBA手数料というのは、fulfillment by Amazonつまり、Amazonに出品後は在庫管理、配送、返品などの顧客対応を一律でやってもらうサービスの手数料のことだ。
通常はFBAシミュレータで対象のASINに対して一つ一つ計算してもらって金額を把握しているひとがほとんどだと思う。ここでは少し詳細な内容に触れてみようと思う。
大きく分けて、FBA手数料は2つに分類される
- 在庫保管手数料
- 配送代行手数料
在庫保管手数料
その名の通り在庫として保管管理してもらうための手数料。以下の計算式で成り立つ。
8.126 × {[商品サイズ(cm3)] ⁄ (10cm×10cm×10cm)}×[保管日数 ⁄ 当月の日数]
※2016/06/10現在
配送代行手数料
これは受注後に発生するピッキング(在庫から対象商品を探して品揃えすること)や梱包など出荷の準備に伴う「出荷作業手数料」と、購入者への商品発送に伴う「発送重量手数料 」から構成される。
これらの計算をするためには少し複雑な条件分岐がある。
※2016/06/10現在
- 商品は大型商品か?(20cm×35cm×45cmのサイズ以上または重さが9kg以上か?※最小の長さが20cmを超えていれば大型扱い)
- 3辺の合計が100cm未満か?→「大型区分1」
- 3辺の合計が100cm以上~140cm未満か?→「大型区分2」
- 3辺の合計が140cm以上~170cm未満か?→「大型区分3」
- 3辺の合計が170cm以上~200cm未満かつ最小辺が90cm未満か?→「特殊大型区分」
- 売値が45,000円以上か?→「高額商品」
- 商品はメディア(DVD、本、ソフトウェア、ゲーム、VHS)か?
- 25cm×18cm×2cm未満でかつ250g以下か? →「メディア小型」
- 20cm×35cm×45cm未満でかつ9kg以下か? →「メディア標準」
- 商品はメディア以外
- 25cm×18cm×2cm未満でかつ250g以下か? →「小型」
- 20cm×35cm×45cm未満でかつ9kg以下か? →「標準」
上記の分岐でまずは商品を分類する。
その後、分類ごとの出荷作業手数料と発想重量手数料を以下のテーブルに当てはめて計算する。
大型区分1
出荷作業手数料:525円
発想重量手数料:0円
大型区分2
出荷作業手数料:567円
発想重量手数料:0円
大型区分3
出荷作業手数料:603円
発想重量手数料:0円
特殊大型区分
出荷作業手数料:1,250円
発想重量手数料:0円
メディア小型
出荷作業手数料:87円
発想重量手数料:57円
メディア標準
出荷作業手数料:87円
発想重量手数料:85円(2kgまで以降1kgごとに6円)
小型
出荷作業手数料:77円
発想重量手数料:166円
標準
出荷作業手数料:99円
発想重量手数料:228円(2kgまで以降1kgごとに6円)
高額商品
出荷作業手数料:0円
発想重量手数料:0円
ちなみに僕の場合は上記の条件をExcelで自動計算するようにしてみている。興味のある人はコメントくださいな。