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Amazonで販売するときのコストその6_消費税

2016/08/09

ちゃんとコスト計算している?(消費税)

Amazonで販売するときには様々なコストがかかるよね。そのコストを見越して仕入をするわけだけれど、意外とそのコストをちゃんと計算している人ってレアかもしれない。

今回はその辺りのコストに注目してみようと思う。

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コストの種類

Amazonで販売するときのコストには以下の様なものがある。

仕入代金
国内送料
国際送料
仕入代行費
FBA梱包費
関税
購入時消費税
FBA手数料
Amazon販売手数料
販売時消費税
今回は、この中で購入時消費税と販売時消費税に注目して説明してみよう。

購入時消費税

これは仕入の時にかかる消費税だ。消費税というのは、2年前の売上が1,000万円以上の場合納付義務があるのだけれど、この納付をする場合と免除されている場合でこの購入時消費税の色合いが異なってくる。

免除されている場合は、購入時消費税は普通にコストになる。例えば1,000円の買い物をして8%の消費税である80円がかかったとすると、これは80円の費用がかかったことになるわけだね。

納付をする場合は、この購入時消費税はコストではなく、むしろ消費税納税額の控除に使えることになる。

どういうことかというと、消費税というのは販売時にお客様から「あずかった」ものを納めるというのが基本何だけど、仕入の時にも消費税がかかっているわけだから、仕入先に「預かってもらっている」ことになるよね?

なので、売上の時に預かった消費税からすでに預けている消費税で相殺して納税するということになるんだ。
だから、最終的に消費税の納税を行う際には、この購入時消費税は納める税額を相殺する要素となるので、厳密にはコストとは言いがたいわけだね。

でも、消費税納税義務がない場合は、単純にコストとして計算されるべきものとなる、非常にややこしいものなわけだ。

この購入時消費税、実際には関税がかかったものだけにかかるので、必ずしもとられるものではない。個人用と判断された場合はかからないこともあるわけだ。

さらに消費税がかかる仕入金額には厳密にはパートナー費用を含める必要がある。
※このあたりはインボイスにどう書くかにもよるけれど

販売時消費税

販売時消費税は文字通り、Amazonで販売した時点での預かり消費税のこと。
Amazonはすべての商品が税込み表示のため、実際に販売した金額から消費税を逆算して計算する。

例えば、売値が1,000円なら

1,000円 - (1,000円÷1.08) = 74円

という感じですな。

消費税納税の義務が生じるまではこの部分はカットして利益に回せるのだけれど、きちんと納税するようになっても利益が出るようにコスト計算をしておきたいところだね。

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