マインド 戦略

7つの習慣_Win-Winを考える

2016/07/19

有名な7つの習慣

スティーブン・R・コヴィーという人物がいる。この人物の著書に「7つの習慣 人格主義の回復」という本がある。

非常にビジネスを展開する上での示唆に富んだ内容になっている。

今回はこの7つの習慣の内、第四の習慣「Win-Winを考える」に触れてみよう。

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選択すべきはWin-WinかNo-Deal

ビジネスにかぎらず、人間の行動には勝者と敗者が伴う。しかし、必ずしも勝者の相手は敗者とは限らない。例えば中国輸入ビジネスのパートナーさんとのやり取りを考える。

売れる商品をパートナーさんがリサーチしてくれて、それを資金を投じて在庫リスクを追いながら収益を上げるビジネスモデルでは、売れる商品が見つかればパートナーさんもリピートで仕入れが行われるので手数料収入が継続的に上がるし、自分の方は売上と利益が向上していく。まさにWin-Winの関係になるわけだ。

だけれども売れない商品については、売れないので売上が上がらない、利益も上がらない、パートナーさんも手数料収入が継続的には上がらないというLose-Loseの関係になってしまう。

このため、売れない商品については選択すべきは「No-Deal」。取引しないということだ。目的がきちんと定まっていればこういう「やらない」決断をすることができるようになる。

Win-Winを支える5つの要素

コヴィーさんはWin-Winを支える要素を5つ上げている。

  1. 人格
  2. 関係
  3. 合意
  4. システム
  5. プロセス

当然だけれども一番の基礎となるのが「人格」。主体的に目標を定めて優先順位を認識して行動していく(第一~第三の習慣)ことでこの人格は成長していく。

関係は人格の上に立って、信頼を勝ち得たことで構築されていく。

合意は信頼関係の上に立って、議論をし尽くして得ることが出来る。

システムは合意の裏打ちする仕組みづくりだ。中国輸入ビジネスではパートナーさんとのやり取りの進め方や利益が上がってきた時の取り決めなどがこれに当たる。

プロセスは相手を理解し、課題を明確化し、得るべき結果を定め、結果に向けた行動の選択肢を用意することが重要だ。

どの要素が欠けてもWin-Winの関係を構築することが難しくなってくるが、まずは「合意」を如何にして君のパートナーと構築するかが最初のハードルになると思う。

中国輸入ビジネスでは文化の違いや環境の違いを理解することからはじめなければいけないが、案外この理解というのはハードルが高い。実際に話を聞いて、体験してようやく自分の想像力が追いつくこともしばしばある。

重要なのは、その時に相手を攻めるのではなく主体的に自責化していくという原理原則なんだろう

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