7つの習慣_シナジーを作り出す
2016/08/09
有名な7つの習慣
スティーブン・R・コヴィーという人物がいる。この人物の著書に「7つの習慣 人格主義の回復」という本がある。
非常にビジネスを展開する上での示唆に富んだ内容になっている。
今回はこの7つの習慣の内、第六の習慣「シナジーを作り出す」に触れてみよう。
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コミュニケーションの段階
コミュニケーションの段階には以下の3段階がある。
- 防衛的
- 尊敬的
- シナジー的
防衛的コミュニケーション
まず、パートナーと最初の段階で交わすコミュニケーションはこれになるはずだ。相手を警戒し、隙を見せまいと言葉尻を含めて緊張して行われるコミュニケーション方法だ。
当然、最初はお互いに信頼度が全く無い状態から始めるわけなので、この段階を経ることは仕方がない。しかし、この段階にとどまってしまうと、お互いの協力体制を確保できない状態が続いてしまう。
この段階を早くぬけ出すためには自己開示率を高め、相手への共感を示すことが必要となる。相手の作業に対して感謝を示し、その上で自分の状況を共有することだ。
尊敬的コミュニケーション
次の段階としては、相手と自分にとって「損をしない選択」をするコミュニケーションだ。つまり妥協だね。
この段階になると、相手のことを基本的に尊重するという状況にはなっている。しかし、相手や自分のミスに対してお互いに「まあ、仕方ないよね」で済ましてしまうような状況だ。
この段階にとどまっていると、どうしても自分たちが最終的な顧客に提供する付加価値を高めていくことは難しくなってしまう。妥協はサービス品質を低下する方向に働いてしまうためだ。
この段階をぬけ出すためには非常に大きな覚悟がいる。それは相手のことを信じて課題を共有することから逃げないという覚悟だ。
シナジー的コミュニケーション
課題に対して「必ず第三の方法はある」とお互いに確信して課題に取り組んでいくコミュニケーションだ。
この第三の方法が見つかった時こそ、顧客に対する付加価値が新たに生み出された瞬間だ。ビジネスをやっている意味そのものなのかもしれない。
付加価値に対して、対価をつけ、顧客に提供することでその価値を世の中に広めていくこと。それはビジネスそのものといってもいいかもしれない。
君はパートナーとこのシナジー的コミュニケーションを出来る関係を目指す必要がある。
そのためには共感し、共有し、立ち向かう努力を惜しまない。
そのことを常に意識して、パートナーをはじめとする多くの回りにいる人々とのコミュニケーションを進めていこう。
それが君の未来を必ず現実のものとするだろうから。