マインド 戦略

7つの習慣_まず理解に徹しそして理解される

2016/07/20

有名な7つの習慣

スティーブン・R・コヴィーという人物がいる。この人物の著書に「7つの習慣 人格主義の回復」という本がある。

非常にビジネスを展開する上での示唆に富んだ内容になっている。

今回はこの7つの習慣の内、第五の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」に触れてみよう。

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人は話すことに快楽を覚える生き物

本質的に人はおしゃべりだ。理解してもらうという本質の問題をおいておいて、とりあえずしゃべりたいと感じる。

ある日仕事から帰ってみると、自分の妻が何やら不満顔で迎えてくれた。どうしたのかを訪ねてみると、妻の仕事でクレーマーがクレームを入れてきたらしく、そのクレームの理不尽さを立て板に水の如くまくし立ててくる妻。

結局1時間ほど話を聞いて、結論としては「まあ、そういう人もいるよね」というありきたりなものとなったりする。

それでも妻は一定程度の溜飲が下がったらしく、幾分晴れやかな表情になってくれていた。

この場合、妻の仕事の問題は何一つ解決していないのだけれど、話すという行為だけで妻はリフレッシュできているわけだ。まあ、自分はリフレシュどころの話ではないけれど;)

話しを聞くことから始めるコミュニケーション

人が話すことを望んでいるという前提に立った時に、コミュニケーションはどのように進めていくことがポイントになるのだろうか?

それは「聞くことから始める」ことだ。

ここでいう聞くというのは、質問をするということではない。話したいことを話したいように話してもらうことが重要だ。そのためには何が必要になるのだろう?

中国輸入ビジネスではパートナーとのコミュニケーションが必須であるが、例えば商品リサーチを依頼して、その商品が全く違う商品を選択してきたとしよう。

その時にどのようにコミュニケーションをすすめるべきか?

まず、課題を整理することからはじめなければならないが、その時に必ず「相手の立場」になって課題整理をすることが重要だ。

例えば商品の違いが色の違いで形は問題なかったようなときには、「もしかすると色の違いがディスプレイの状態で見分けられなかったのか?」とか「この程度の色の差は問題ないと判断したのか?」とか、相手の言い分をまずは拾い上げる努力をするべきだと自分は考える。

つまり、相手の作業に対して評価、共感をすることから始めるわけだ。

相手に自分が共感していることが伝われば、始めて問題解決に向けて一緒に考えていく土壌ができてくることになるわけだ。

君はパートナーに共感しているかな?

 

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