7つの習慣_主体的になる
2016/08/09
有名な7つの習慣
スティーブン・R・コヴィーという人物がいる。この人物の著書に「7つの習慣 人格主義の回復」という本がある。
非常にビジネスを展開する上での示唆に富んだ内容になっている。
今回はこの7つの習慣の内、第一の習慣「主体的になる」に触れてみよう。
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主体的というのは何か?
主体的ってどういうことだろう?自分から行動すること?それは確かにそのとおりだね。
もうちょっと見方を変えてみよう。主体的というのは「反応に弄ばれないこと」って言い換えることが出来ると思う。
反応というのは例えば「○○君はいつも机が散らかっているよね」というふうに君が同僚から言われたとする。
その時君はどう答えるだろうか?
「いやぁ、忙しすぎて整理整頓まで手が回らなくって」
「余計なお世話。目の前のことをこなすのに集中しているんだ」
色々と答えが想像できると思う。主体的というのはこの答えを返すときに何も考えずに「反応」してしまわずに、自分の相手への影響力がどのようになっているかを踏まえたうえで、戦略的に答えるってことなんだ。
例えばその同僚とはいつも仕事の上で助けあいたいと言う関係を構築したいのであれば
「そうなんだよ。身の回りのことを後回しにする癖がついちゃってるんだよね。君の机はいつも整頓されているよな~。どうやってんの?」
というように相手の価値を認めつつ、自分への影響が相手にあることを示唆したりする。こうすることで相手は君に積極的にアプローチしてくれるようになるかもしれない。
自分のコントロール出来る範囲を意識する
トヨタのカイゼン活動でも達成尺度と行動尺度というのがある。達成尺度は文字通り達成できたかどうかの尺度で行動尺度はやれたかどうかの尺度だ。
例えば売上月100万円は達成尺度で商品リサーチを週に30個するは行動尺度って感じかな。
達成尺度は自分で直接のコントロールが出来ない。だから達成尺度を達成するための行動を計画する。そしてその行動ができているかどうかを行動尺度でチェックするってわけだ。
基本的に自分のコントロール出来る範囲と言うのはこの行動尺度の方だ。行動することは自分の主体性の範囲だからだね。その行動を達成につなげるのが戦略ということになる。
行動の結果としての相手への影響というのがある。この影響度というのをきちんと意識して戦略を構築する。言い換えれば君が周りに与えている価値をきちんと意識して行動をすることが重要ということだね。