目標利益に対する必要在庫数を計算してみよう。必要となる商品数を把握しよう
2016/08/14
君が夢見ている利益はどのくらいだろうか?
君の目標としている月利はいくらだろう?
まずはお小遣い程度の50,000円程度だろうか?もしくは、自由な生活を手に入れるための1,000,000円だろうか?
目標となる利益を達成するためには一体どれだけの商品を売れば良いのだろうか?
そしてそれだけの売上を上げるためにはどれだけの商品を扱うべきなんだろうか?
今回は、この辺りの目標から逆算した必要在庫について触れてみようと思う。
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仕入れのタイミングはとても重要
中国輸入ビジネスの資金繰りを効率的にして売上を伸ばしていくために、仕入れのタイミングがとても重要なファクターになってくる。
この仕入れタイミングっていうのはシステム構築をする際に「発注点管理」というそれだけで本が1冊書けてしまうような、結構複雑な要素なんだけれど、スモールビジネスで始めようとしている君や僕たちはそんな御大層なシステムで管理はしないよね?もっとざっくりとしたやり方で仕入れのタイミングを調整していると思う。
ただ、この仕入れタイミングを何の基準も持たないでやっていると、流石に機会損失が多くなりすぎてくる。セラーセントラルの在庫ダッシュボードに「販売機会損失の予想額」の額をみて、愕然としたりしたことが君にもあるんじゃないかな?
やっぱり、売れるものは常に在庫としてある程度確保しておく必要があるわけだね。
必要在庫数を想定する
いよいよ君が目標にしている利益から必要な在庫数を計算するプロセスに入っていこう。
計算に必要となるパラメータは以下のものになる。
- 月あたり利益(税引き前営業利益)
- 平均商品価格
- 平均利益率
- 在庫数
- 在庫日数
現時点での実力を計算しよう
まず、自分の実力値としての売れる数を弾き出そう。使うのは在庫数と在庫日数だ。
この値は両方共セラーセントラルの在庫ダッシュボードで確認することが出来る。在庫数はFBA在庫の保管日数のところに出てくる「点数」の合計を出せば良い。
在庫日数は在庫ダッシュボードの右上にそのものズバリの数値が表示されている。
在庫数÷在庫日数=1日辺りに売れる商品数となるわけだ。
例えば、現時点で君のパラメータが以下のようだったとする。
在庫数:500
在庫日数:180日
この場合は
500÷180=2.77個/日
ということになる。日に2.77個なのだから30倍すれば月あたりの売上個数が出来上がるわけだ。
2.77個×30日=83.3個/月
となる。
前月の実績から平均商品価格と平均利益率を計算しよう
前月の君の売上はいくらだったろうか?利益はどのくらいでているかな?流石にこの辺りは何らかの方法で君は計算していると思う。
例えば
売上:500,000円
利益:75,000円
販売個数:200個
なら利益率は15%ということになるよね。
平均商品価格は
500,000円÷200個=2,500円
ということになる。
となると、1個あたりの利益は
75,000円÷200個=375円
ということになるね。
最終的に必要な商品数は?
先月の実績に比べて在庫ダッシュボードで割り出した販売予想数が小さく出ているのは、現在のラインナップが弱くなっていることを示している。
現在の実力値でいくと
375円×83.3個=31,273円
の利益しか生まないことになる。この実力値で逆算すると
1,000,000円÷31,273=32.01
500個(現在在庫)×32.01=1,600個
ということで、1,000,000の利益を出すためには1,600個の商品在庫が必要になってくることがわかる。在庫がASINあたり3個平均でいったら533ASINが必要になる計算だ。
このASINの数と現時点で君が扱っているASINの数のギャップこそが、君が目指すべき取扱商品数ということになるね。
目標と現実の客観的な把握
今回は、1,000,000の利益と現時点でのギャップの計算をしてみた。結構愕然としたかもしれないけれど、やることは明確になったはずだ。取り扱い点数を増やす。
しかもどれだけ増やせばよいのかも理解できたと思う。
目標が決まったのだから、あとはそれに向けた戦略を練って行動に移すのみだ。
お互いに頑張ろう!