中国輸入 戦略

毎年2月の中国大型連休に備えておこう ピンチをチャンスに変えていく

2016/08/16

毎年2月の憂鬱

中国輸入ビジネスをしていると、毎年2月が憂鬱になってくる。

いわゆる旧正月の影響によって仕入がほぼ完全にストップしてしまうためだ。

この次期への対策を事前に練っておかないと2月は何一つ手を打てないことになりかねない。

今回は毎年2月の中国大型連休への備えについて触れてみようと思う。

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中国の旧正月

中国という国、というか国民性といったほうが良いのかもしれないけれど、旧正月は非常に重要なイベントらしい。元々、国だとかの枠組みではなくて、一族という枠組みの中でのコミュニティが重要視される傾向があるように感じるので、旧正月を大事にする文化はもしかしたらその辺りに根ざしているのかもしれないと思う。

また、旧正月の日程というのは毎年違う。前年の12月に日程が発表になるのだけれど、正確な日程はその時までわからない。

2017年の予想としては2017/01/28~2017/02/02までとなっている。

この期間は中国のみならず、香港、韓国、朝鮮、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、モンゴルも休みとなる。

で、ここからがポイント何だけれど、中国の人々ってのは同じ職場でずっと働くという概念が薄く、旧正月を堺に仕事をやめてしまうってことは普通にある。なので、物流は大混乱をしてしまうことになり、通常2週間で仕入ができているところが普通に一月かかったりする。

旧正月対策

つまり最悪2月いっぱいまともに機能しなくなることが予想される旧正月なんだけれど、ここに対策を考えておかないと大変なことになる。

軒並み在庫切れをおこし、機会損失が通常の月の半分以上なんてことが起きてしまう。

でも、逆に捉えるとこれはチャンスなんだ。

中国輸入ビジネスを手がけている人はみんな同じ目にあっているわけで、そこに在庫を確保できていれば一人勝ち状態をつくり上げることができるわけだからね。

じゃあ、どうすればよいのか?

対策はシンプル。12月に2ヶ月分仕入れるだ。

そうすれば1月から2ヶ月分の仕入が在庫として確保できることになる。当然対象は売れている実績がある商品に限定するから、テスト仕入の部分は商品リサーチの量を10月くらいから増やしていくことを考えたほうが良いんだろうね。

在庫さえ確保できれば旧正月は一人勝ちを演出できる絶好のチャンスだ。しかも、売れている商品に限定すれば俺様価格で売り抜くことだってできるだろう。きっちりと商品を見極めて対応していこう。

 

 

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