戦略型とチャンス追求型
2016/06/30
起業家のタイプ
リッチ・シェフレンという人物がいる。アゴラ・パブリッシング社というダイレクトマーケティング企業のパートナーとして活躍している人物だ。
ダイレクトマーケティングというのはざっくり自分の理解で言ってしまえば
「お客様のリストを作って、お客様へアプローチし、お客様の反応によって対応するマーケティング手法」
というところかな。
この手法がインターネットビジネスと非常に相性が良いということで、注目されている言葉だ。
で、そのダイレクトマーケティングのコーチングで有名なのがリッチ・シェフレンという人物なわけね。
そのリッチ・シェフレンさんが曰く、起業家には2つのタイプがいるということだ。
- チャンス追求型
- 戦略型
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チャンス追求型の特徴
チャンス追求型の起業家というのは、「儲け話」やら「楽できる手段」を探しまくるタイプといえる。
今の世界の特徴としてこの「儲け話」やら「楽できる手段」というのは爆発的に数が増えている。
ちょっと探せば無料レポートやら有料教材やら、ありとあらゆるジャンルの情報が満ち溢れている。そして、当然だがその全てを把握して吟味する時間なぞ、この世の誰にも与えられてはいない。
チャンス追求型の起業家はそれゆえに手段を集めることに時間を使ってしまい、実際に行動することに時間を避けないというわけだ。なぜ実行に時間を避けないのか?それは簡単。もっと良い手段があると起業家自身が感じてしまうから、調査の手を緩めることができないのだ。
戦略型の特徴
戦略型の起業家は、「儲け話」やら「楽できる手段」やらを作り出すタイプといえる。
そして、学びではなく稼ぎに時間を使う。手段を得るために努力するのではなく、自分のビジネスを構築することに努力を注ぐ。
戦略型の起業家はたまたま掴んだチャンスが素晴らしい物だったから成功できるとは考えていない。自分のビジネスの課題を一つづつクリアしていき、その練度を高めることが成功への道だと考えている。
それ故に、戦略型起業家はチャンスを他人から買うようなことはしない。自分のビジネスの構築に必要な要素を整理し、それに必要なリソースを買うわけだ。
つまり、ビジネスそのものは他人から買えるものではないと考えるわけだ。
戦略型に自分を変える
戦略型とチャンス追求型では明らかに戦略型が生き残っていけるタイプと言えるわけだが、いかにして自分を戦略型に仕向けていくのか。ここがポイントになってくる。
僕も含め、多くの人はチャンス追求型になってしまう。チャンスが有り溢れている今の世の中であればこそ、それは自然な流れとなってしまっているわけだ。
ではどうすればよいのか?
答えは一つだ。手段を増やすのではなく、手段を絞り込む。ビジネスを如何にしてシンプルにしていくのかを意識する。
そのために必要なのは、自分のビジネスを構造的に把握して、その課題を見える化することだ。
- 自分のビジネスの「実行」要素は何か?
- 自分のビジネスの「選択」要素は何か?
- それらはどのような順序関係で成り立っているのか?
つまりビジネスのフローチャート、業務フローをキチンと書いてみることから始めるのが良いってことだね。