感情のコントロール
2016/08/06
嫌な気持ちをリセットしよう
なんとなく煮詰まったり、パートナーがミスしたり、自分がミスしたり、ビジネスをしているとどうしても嫌な気持ちになることってあるよな。
君も僕も聖人君子ではないから、どうしたって自分の感情に振り回されてしまうことってあると思う。
今日はいつもと視点を変えて、日々のビジネスや生活で嫌な気持ちになった時の対処法について触れてみようと思う。
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人間の脳みその仕組み
いきなりだけれども、脳みそってどう言う仕組みになっているかって考えたことあるかい?
僕も良くは考えたことはなかったのだけれど、ある本によると人間の脳は「反射脳」「感情脳」「理性脳」というように部位によって役割が変わっているということらしい。
反射能って言うのは、呼吸したり、心臓を動かしたり、熱いものを触った時に手を引っ込めたり、そう言う判断を伴わずに行われている人間の活動を制御する脳みそ。基本的にこの部分は制御できない。心臓を止めてやる!って決意しても止まんないもんね。
感情脳って言うのは「嫌だな~」とか「いいなぁ~」とかを仕分けする脳みそ。例えばコップに半分のジュースが入っている状態を見て、「お、半分残っている。ラッキー」と考えるか「なんだよ、半分しかないじゃないか」と考えるかの仕分けをしている脳みそらしい。
最後の理性脳って言うのは、記憶に照らして物事を判断する脳みそ。色々な出来事があった時に過去の経験上どういうことになっていったかを検索して対応するための脳みそだ。
嫌な気持ちをコントロールするポイント
嫌な気持ちになるのは最初は感情脳で判断される。判断に要する時間は実に0.5秒。僕達の脳みそはそれだけの短時間に物事を良いことか悪いことかの仕分けをしているわけだね。
で、感情脳で判断された情報を元にして理性脳で過去の事例検索を行う。この検索っていうのが実は厄介で、基本的にネガティブな情報の検索を優先して行っていく。なんでかって?生き物として生き抜くために危険なことをできるだけ避けていくために、まずかった出来事を認識してそれを避けるように行動するためなんだ。
つまり、人は経験を積めば積むほどネガティブシンキングに陥りやすくなっていくということだね。
これをコントロールするための最大のポイントは理性脳を如何にして使いこなすかということだ。
理性脳が検索を行うときに感情脳の判断を前提にして検索を行うってことは、感情脳の判断を覆させれば良いわけだ。つまり半分のジュースで「お、半分残っている。ラッキー」と考えるようにできれば良いってわけだ。
そのための方法は「嫌なことを感じたら、できるだけ早くいいことだって感じ直す」ことだ。
具体的には以下の手順をできるだけ早く行う。
- 大好物をイメージする。映像や音、五感を伴うと素晴らしい
- 「出来る」「面白い」などの言葉を口に出す
- にっこり微笑む
これをやると、それをやったことが感情脳に認識され「あれ、いいことあったんでしたっけ?」と感情脳が判断し、それに伴う理性脳の検索が走り始める。その結果いい気分になった経験が君の感情を上書きしてくれるという寸法だ。
参考文献