中国輸入 仕入 戦略

在庫切れを考えよう

2016/08/12

在庫切れのリスクとチャンス

Amazonで商品を出品していると、定期的な在庫補充をしていても在庫切れになってしまって、結果的に販売機会の損失を出していることってあるよね。

適正在庫やら発注点管理なんて、色々な考え方があるんだけれど、なかなか管理が追いつかないのが実情じゃないかな?

今回はこの嫌な在庫切れという状態について触れてみようと思う。

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リピート商品の発注

君の中国輸入ビジネスがもう始まっているとしたら、いくつかのリピート商品が出てきていると思う。

リピート商品というのはテスト仕入れで2個売れた商品で、定常的に売れると踏んだ商品のことだね。

例えば2個の商品が2週間で売れたなら、1ヶ月には4個程度売れることがわかる。君のビジネス戦略上、キャッシュフローを1ヶ月で回していきたいという計画ならば1ヶ月で売れる数量を仕入れていけば良いという考え方だ。

でも、極端な話、テスト仕入れで2個仕入れた商品がFBAに入れたその日に2つとも売れてしまったとしたら、1日で2個売れたのだから1ヶ月で60個売れるという計算はとても危険なのは君もわかると思う。

なので、FBA在庫はマックス20個にしよう、とか1回の仕入れでは10個をマックスにしようとか、リスクヘッジを取っていくのが普通になる。

そうすると、当然ではあるけれど、60個売れる商品を10個しか在庫していないとすれば、在庫切れリスクは非常に高まっていく。この辺りは在庫リスクと機会損失リスクのバランスを取っていく必要があるわけだ。

機会損失を最小にするために

では実際にはどうしていけばよいのか?

僕の場合は、機会損失を積み重ねて売上実績データを収集していくことで対応している。

どういう事かというと、テスト仕入れだけでその商品の売れる数を把握するのではなくて、リピート販売の時のデータも含めて売れる個数を把握しているんだ。

最初のテスト仕入れでは2個が1日で売れたとして、次の仕入れでは10個仕入れる。その10個が20日で売れたとして、販売期間は1日+20日の21日。売れた個数は2個+10個=12個というように把握する。

その上で12個÷21日=0.57個が1日当たりの売れる数。これを1ヶ月を30日として30倍すると17.1個が月に売れる計算になる。

その計算で次の発注では17個売れる前提で、現状の在庫数を差し引いて発注をする。次の売上実績をさらに同じように計算して適正な商品力を把握していくというやり方だ。

このためには、売上データと在庫状況(その商品が在庫切れになっていないかどうか)をインプットとしてきちんと計算していく必要がある。

在庫をシステムで管理しよう

なに?ものすごい面倒じゃないかって?

うん、僕もそう思う。

なので、僕の場合はAmazonの売上データと在庫スナップショットを使って、このあたりのデータをAccessで管理することで、次の発注数を自動で計算できるような仕組みを作り上げている。

君が興味を持ったならコメント下さい。コメントが多いようなら、その仕組についての記事をまとめようと思うので。

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