中国輸入 管理手法

商品販売力を計算しよう

2016/08/06

商品販売力を計算しよう

前回触れたように、テスト仕入れによって、実際に1ヶ月にどれだけ売れるのかをチェックするということは中国輸入ビジネスを進めるにあたっては避けて通れないポイントだ。

今回はこの商品販売力の計算を実際にはどのようにするのかに触れてみよう。

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商品販売力の定義

商品販売力とはなんだろうか?

ここでは以下のように定義してみよう。

商品販売力=1ヶ月に販売可能な個数

この販売力に単品の利益をかければ、その商品が月にもたらしてくれる利益の予想額ということになるね。

では、この商品販売力をどうやって導き出すのか。基本の考え方はこうだ。

対象商品の売上実績個数÷商品販売可能日の日数×30

つまり、その商品の在庫がある状態で30日辺り何個売れるのかって計算だね。

実際の計算を見てみよう

うん?在庫のある状態?そう思った君は結構賢い。例えば、以下のように売れたとする。

仕入れ2個

1日目:0個
2日目:1個
10日目:1個

20日目:仕入れ6個

25日目:1個
30日目:2個

この状態で商品販売力はどれだけあるだろうか?

この場合、商品在庫がある状態は最初の1日目~10日目の10日間+20日目~30日目の10日間で20日間あったことになる。ポイントは1日目~30日目の30日間ではないことだね
※10日目~20日目までは在庫が無いので売ろうにも売れない状態だから

で、20販売可能日に1個+1個+1個+2個の合計5個売れている計算になる。なので

5個÷20日×30日=7.5個

が商品販売力ということになる。

めんどくさくね?

こういう計算をするのはめんどくさいと思ったかな?うん、めんどくさい。なので、実際には、この計算をデータから自動でしてくれる仕組みを僕は作ってみている。

使うデータはどこから手に入れるのか?

実はAmazonのセラーセントラルでは君の販売に関する様々なデータを提供してくれている。その中でこの商品販売力を計算するのに使うデータは以下のとおりだ。

  • 全注文レポート
    セラーセントラルの「レポート」→「フルフィルメント」と辿って左のバーの「売上」カテゴリの中にある。
  • 在庫スナップショット(日次)
    セラーセントラルの「レポート」→「フルフィルメント」と辿って左のバーの「在庫」カテゴリの中にある。
  • 出品レポート
    セラーセントラルの「在庫」→「出品レポート」と選択する。

全注文レポートはその名の示す通り、全ての注文データが格納されている。期間を指定することで、一度にダウンロードすることも可能だ。

在庫スナップショットは日別にどのSKUが何個、どの倉庫にあったかを示すデータ。

出品レポートはASINとSKUを紐付けしているデータだ。

これらを組み合わせることで、商品販売力を計算することが出来る。なに?具体的な計算方法ががわからない?もし、知りたいようであれば、コメントください(^-^)

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