商品情報を活用しよう 最低販売価格と出品価格の調整
2016/08/20
商品情報を活用していこう
商品情報の活用はAmazonマーケットプレイスでの効率化を視野に入れた時には避けては通れないポイントだ。
今回は、商品情報の内、最低販売価格に注目して、出品価格の調整をしていくための戦略ポイントを整理してみようと思う。
出品時だけではなく、値崩れを避けるために出来ることが何かあるはずだ。
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商品検索シートで取得できる最低販売価格
まずはおさらいで、商品検索シートで取得できる最低販売価格について整理しておこう。
前回も触れたけれど、商品検索シートでは結構多くの商品情報を自動取得してくれる仕組みだ。誰でもMWSアカウントを取得してしまえばExcelだけで商品情報を取得してくれるすぐれものだ。
今回はこの商品検索シートで取得できる以下の情報に注目していってみよう。
最低価格で取得される情報
- 最低価格
- 最低価格(配送料)
この情報はその名の示す通り、情報取得時の最低販売価格とその販売価格に対する配送料が取得される。ポイントは最低価格+最低価格(配送料)の合計が最低販売価格として評価されているということだね。
つまり、販売価格は最低でも配送料が高くて結果としてお客様の購入価格が最低にならないケースは、最低価格として評価されてこない(つまり出てこない)ということ。
中国輸入ビジネスの基本がFBAでの出品であることを考えると、最低価格+最低価格(配送料)の合計金額でFBAの手数料を含めて利益が出るかどうかというのが出品するかどうかの基準になるはずだ。
最低価格だけでの出品判断の次は
最低価格+最低価格(配送料)で出品価格を決めるのも良いが、実際には、もう少し戦略を練っていきたいところではある。最低価格での出品価格決定をすると、当然ながら値崩れのリスクへの対策が講じられていないからだ。
できれば、ここ数ヶ月の最低価格の変動を加味して行きたいところだ。例えば、3ヶ月で2,000円~3,000円の値動きがある商品と2,500円で安定している商品ではどうやっても後者のほうが値崩れリスクが少ないよね。
ただ、この情報は商品検索シートで継続的に情報を取得して行く必要が出てくるため、新規出品時の値付けには現実的には使用できない。出品しようと思ってから3ヶ月後でないと出品できないっていうのは、ビジネススピードとして、現実的ではないからね。
ではどうするのか?
ここは手間を考えて値付けを自動化するツールで出品した商品について価格調整を行っていくのが現実的だろう。
セラーセントラルの価格調整では常に最低価格での価格調整をすることになってしまうので、ある程度の規模まで扱い商品数が増えてきたら、ツールの導入を検討するべきだと僕は思う。
せどりキングでも価格調整機能はあるので、検討してみてもよいかもしれない。