初回仕入個数を考える
2016/08/06
初回仕入には何個仕入れるべきか?
モノレートやプライスチェックでチェックしたとしても、その商品がどれだけ売れるかというのは、実際に売れてみないことにはわからない。
モノレートがいくら動いていたとしても、実際に仕入れてみたら売れていかないこともある。
では実際に仕入をしてみるとして、テスト仕入をいくつでするべきなのか?
今回はその辺りに触れてみよう。
モノレートでのランキンググラフチェック
仕入数量を検討するにあたって、まず最初にチェックするのはモノレートになると思う。
モノレートのランキング変動グラフを見ながら、ランキングが小さくなる(グラフが下に変動する)回数を数えて、一定期間内にどれだけ売れているのかをチェックする。これが基本だ。
モノレート
http://mnrate.com/
例えば、グラフが1週間に2回変動していたとすれば、少なくとも2個は売れていると判断する。かつ、出品者が5人いるのなら、1週間に2/5=0.4個売れる計算になる。4週間で1.2個売れる計算だから、2ヶ月を9週間として、1.2×9÷4=2.7個。だいたい3個が2ヶ月で売れるという計算が立つ。
だた、出品者数は変動するし、モノレートのランキンググラフの値も必ずしも正しいものではない。加えて、実際には競合出品者の評価と自分の評価、出品価格などが複雑に絡み合っていく。さらにバリエーション商品(色やサイズ違いの商品)があるタイプの商品では、モノレートのランキング取得がそもそも働いていないことがあり、グラフ上全く売れていないように見えることもある。
そのため、売上予測をモノレートだけで行うことは現実的ではない。実際に仕入れてみて売ってみて、その売れ行きでその商品の商品力を判断するというのは避けて通れないことなんだ。
テスト仕入の数の考え方
で、実際に仕入してみるわけだけれど、じゃあ一体いくつ仕入れればいいのよってことになる。
自分の場合は2個を基本として仕入を行う。
その理由はシンプル。1個だと出品してから売れるまでの期間が運による要素が大きくなりすぎるからだ。
例えば、ある商品を仕入れして、出品したその日に1個売れたとしよう。
おお、1日1個売れるなら1ヶ月で30個は売れるじゃん。と計算してみたとする。で、30個仕入れてみたけれど、実際には10個位しか売れないなんてことは普通に起きる。
そこでテスト仕入れを2個にしてみる。
初日に1個売れて、10日後にもう1個売れたとする。すると、10日で2個だから1ヶ月は6個売れる計算になる。
モノレートが非常に動いていて、かつ出品者も少ないようなケースでは、5個程度を仕入れすれば、より正確な商品力を把握できるようになるだろう。でも基本は2個。それを考えて仕入れを進めよう。