中国輸入の商品リサーチでのPDCAをどうやって回すのかを考えてみよう
2016/09/09
中国輸入の商品リサーチでのPDCAをどうやって回すのかを考えてみよう
今回は、中国輸入の商品リサーチでのPDCAをどうやって回すのかを考えてみよう。
前回はPDCAでは計画時に如何にして確認の指標を定めるのが重要かという話しをしたんだけれど、商品リサーチにおける結果指標と行動指標っていうのはどう言うように計画していくのか?
まずは具体的に考えてみよう。
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商品リサーチの流れ
商品リサーチは結構な要素のチェックを入れながら行うわけだけれど、詳細の商品リサーチのポイントは今までの記事を読んでもらえると嬉しい。
で、いろいろなチェックポイントがあるわけだけれど、商品仕入れの時にどの要素について計画を練っていくのかを考えてみよう。
例えば商標権のチェックという作業があるけれど、ここに計画立案のポイントはあるだろうか?
商標権チェックなんてただの作業だから計画も何も無いんじゃないの?って君は考えるかもしれない。でも、商標権チェックはビジネスのQCDのQ(品質)とC(コスト)に係る作業だ。そこには必ずカイゼンのポイントがある。
例えば君は商品一つ一つのリサーチの時に都度都度、商標権検索をネットで行っているかもしれないね。
「あれ、このブランド、確か昔NGだったような気がするなぁ」と思いながらもう一度検索して結果NGだったね、なんてこと無いかな?
その時に商標NGリストをExcelで管理しておくという計画を練ったとする。
この場合の達成指標は商品リサーチにかかる作業時間の短縮ということになると思う。
例えば1週間に行える商品リサーチの数ということになるかな。
君が週に10個の商品リサーチを行えていたとする。で、10個のリサーチ結果を導くのに20個の商品を見ていたとする。さらに1個の商品当り1分の商標権検索時間を割いていたとする。商標NGリストでこの時間を半分に出来たとする。すると、1週間に20個の商品を見て、20分かかっていた商標検索が10分に短縮されるという計画を立てたとする。
これが出来たかどうかが達成指標だ。
で、次に行動指標だけれど、商標NGリストに10個明細を追加する、などの行動目標を定める。これは達成目標を達成するためにはどれだけ何を行動するかを考えることがポイントだね。
この2つの指標を計画できたら、後は実効あるのみ。
1週間経ってから達成指標と行動指標両方を見返してみる。達成指標は達成できていないけれど、行動指標は達成できたなどの状況が出来るはずだ。
達成指標未達で行動指標達成なら、行動指標の設定がおかしいということになるし、達成指標達成で行動指標未達でもやっぱり行動指標の見直しが必要だ。
ビジネスを自分で進めていくにあたって、基本的には誰も君に指示はしてくれない。
自分で自分に納得できる指示をあたえるための計画。これこそがビジネスの道標だね。