ビジネスの基本は自責化にある
2016/07/13
人のせいにしていないか?
ビジネスをしているといろんなことが起きる。中国輸入ビジネスでもそれは例外ではない。
出品していた商品が商標権を取得して取り扱いできなくなった。ついでに在庫も何らかの処分をしなければならなくなった。
パートナーから出てきたリサーチリストが全然Amazonで扱っているものと違うものだった。
「思っていたのと違った」などの理不尽な理由で返品された。
もういくらでもあるが、実はこれらは「自分のせいで起こった」と考えておいたほうが良い。今回はその辺りのマインドに迫ってみよう。
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ビジネスの基本はいかに「自分のせい」にするか
ビジネスをやっていくにあたって、最も必要なマインドは自責化、つまり自分のせいで全てのことは起きているという考え方だ。
流石に今日雨が降ったことは自分のせいにはしなくても良いが、ビジネス上で起きることは自分のせいだと考えるほうが良い。
なぜか?理由はシンプルだ。
自分のせいと整理できるということは、自分の何が問題だったのかを整理出来るということだからだ。
色々な問題が起きた時、それの原因が自分以外のところにあったとする。例えばパートナーのミスによって、仕入価格が予定金額よりもオーバーして利益が出なくなってしまったとする。
それを君は「パートナーがしっかり仕事しなかったからいけないんだ!」と思ったとする。
そうするとどうなるか?君は問題の原因をパートナーにあると考えている。そのため君はパートナーに改善を求めることになる。もっとちゃんとチェックしてくれ、もっと情報を密に共有してくれ。悪いのは相手だと思っているから言いたい放題だ。
でも、そういう要求はパートナーに不満を貯めるだけで何一つ改善の方向には向かわない。それは相手が中国の人々だからではない。基本、相手に何かを求めるというのは経営者の取るべき態度ではないからだ。
むしろ自分のどの行動に問題があったのか?どのポイントで問題を作りこんでしまったのか?と考える方が良い。
そうしなければ、再び同じ問題が起きないように自分で努力できるポイントを把握できないからだ。
以下に相手を受け入れるか
とは言え、君は相手のミスを許すことができないと感じるかもしれない。その時は相手のことを受け入れるための努力をしてみよう。
まずありのままを受け入れる。起きた損害とそれの客観的原因の把握。そして、その原因が相手にあったとしたら、その事象を起こさざるを得なかった相手の立場を考えよう。もしかしたら、他のパートナーとのやり取りに時間を取られて自分のオーダーにかける時間が少なかったのかもしれない。
この相手のことを考えるというのはビジネスの基本だ。顧客のことを考えられない経営者はそもそも成り立たないからだ。
いかに自分の中に原因を導き出せるかは、いかに多くの改善点を得られるかに直結する。
君も、普段のビジネスを振り返って、自分のせいにしてみよう。