タオバオ仕入れのデメリット
2016/06/27
きちんとデメリットを把握しておこう
タオバオは中国輸入ビジネスでは非常に大きい要素だと思うけれど、それだけにタオバオ自体の抱える問題をきちんと把握しておくことはとても重要な事だね。
今回はデメリットに注目してみよう。
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タオバオのデメリット
タオバオでの仕入れのデメリットには以下の様なものがあげられる。
- 同一商品の買いやすさ
- 商標権侵害
- 欠陥品
- 商品と外箱の汚さ
- 偽物
同一商品の買いやすさ
タオバオでは同じものを仕入れようと思ったら、その店舗が商品を扱っている以上は何度でも仕入れができる。
ん?いいことじゃん。いやいや、これは中々なデメリットですぜ、旦那。
これは、同じものを誰でも買えるってことを意味している。つまりAmazonで出品するために必要なのは仕入れ資金とその商品のURLだけってことになるから、普通に競合してしまう。
タオバオで仕入れるってことは、競合出品者が出て、あっという間にレッドオーシャンになってしまうって可能性と常に隣り合わせなわけだ。
これを避けるには、最初にタオバオで仕入元とつながっておいて、徐々に仕入れを増やし、特別価格の交渉を進めていくことが必要となる。こうすることで、タオバオでの価格よりも抑えられた仕入れ値でビジネスできることになり、レッドオーシャンになったとしても、価格で勝負しやすくなるわけだ。
もしくは、OEM化して、独自の商品を作り上げていく。
いずれにせよ、自分のところの独自性をいかに確保するかがこのデメリットに対抗するポイントと言えるだろうね。
商標権侵害
商標権というのは、一般にブランド名などの保護がメインだけれど、ちょっと気をつけなければいけないポイントに柄や模様に対して商標権が取得されているケースがあるってことかな。
例えば、ルイヴィトンのダミエ柄やらバーバリーのタータンチェックなんてのは商標登録されている。だからその柄のものを経たげに扱ってしまうと、あっという間に商標権侵害となり、Amazon神から「おまいだめっしょ~」ってアカウントを閉じられてしまう憂き目に合う。
それだけにとどまらず、ブランドから訴えられてしまったりしたら目も当てられない。
一般的なブランドを彷彿とさせるものは扱わないのが吉だね。
欠陥品
タオバオの商品は中々に欠陥品が多い。コスプレ衣装の縫製が甘いなんてのは日常茶飯事だし、傷やよごれ、はたまた袋が破れて中身が出てますケド、なんてこともある。
この辺りは代行業者やパートナーさんに検品してもらうことである程度のことは防げるけれど、せめてその商品を最初に仕入れるときは自分の目でその商品の質を見極めたほうが良い。
商品と外箱の汚さ
欠陥品と似ているけれど、日本人の外箱信仰を舐めてはいけない。ちっと外箱が傷ついていようもんなら、そんなものは欠陥品であると感じる人がほとんどなのだから。そして、その外箱に対して中国の皆さんはあんまり気にしていない。
あとアパレルものにありがちなこととして「臭い」ってのがある。なんか石油系の匂いがするんだケド、なんてこともたまにある。
これは、仕入先を吟味していくことで、地味に対応していくことが一番。あと、そもそも臭い系の商品はAmazonのレビューに「臭い」って書いてあることがある。
あいのり出品の場合はレビューをきっちり読み込もう。
偽物
前にも書いたけれど、ブランド物は偽物だとおもって手を付けてはいけない。ただ、最近は中国国内のブランドってのも出てきて侮りがたい。その場合はちゃんとそのブランドの直販で仕入れができるようになっているかどうかをパートナーさんに調べてもらってからにしよう。
だけれど、基本「本物」に価値があるような商品は取り扱いは難しいと思っておこう。本物を証明することはものすごく大変なんだから。