アリババも使っていこう
2016/07/05
アリババはB2Bの卸サイト
タオバオと並んで有力な仕入先として使われるアリババ(阿里巴巴)について触れてみよう。
運営元が同じなだけあって、サイトの構造が酷似しているため、その違いについて意識していない人もたまにいるのだけれど、タオバオがB2C(小売)であるのに対して、アリババはB2B(卸)なのを意識しておいたほうが良い。
今回はこの辺りに注目してみよう。
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いろんなアリババグループ
アリババグループには以下の様なサイトがある。
- 小売
- タオバオ
- 天猫Tmall
- アリエクスプレス
- 卸
- アリババ
- アリババドットコム
このアリババドットコムというのはアリババの国際取引版なんだけれど、今回ドットコムではない方のアリババに触れてみよう。
※アリババドットコムと言いわけるために、アリババのことをアリババ中国といったりするけれど、ここでは単純にアリババといったら、ドットコムではない方のアリババを指していこうと思うよ。
アリババの特徴
アリババには以下の3つの特徴がある
- B2Bではあるがロットを大きくしなくとても取引できることが多い
- 仕入量にともなってディスカウント
- タオバオに比べてトラブルが多い
B2Bではあるがロットを大きくしなくとても取引できることが多い
アリババドットコムの場合は、海外取引をメインにしているため、ロットをある程度確保することを要求されるが、アリババでは小ロットでの取引に応じることが多い。原則、中国国内で取引が完結することを前提にしているため、ロットに対する敷居を下げているというのが実情のようだ。
実際、1つでの取引が成立することもある。その意味ではタオバオと同じように使える部分があるということだね。
仕入れ量にともなってディスカウント
アリババの商品単価は仕入量が多くなることに連れて段階的に安くなるように設定されている。さらにタオバオと比べると商品単価が低い傾向にある。まあ、卸なのだから、それはそうなのだろうけどね。
実際にタオバオで出品している店鋪の仕入先がアリババというのは普通にあるケースなんだ。
タオバオに比べてトラブルが多い
アリババではタオバオに比べてトラブルが多い。
- 欠陥品が送られてくる
- 数量が少なく送られてくる
こういったトラブルは起こりやすい。しかもタオバオに比べてトラブルに対する対応が取りにくいというのも実態としてはある。タオバオであれば、単純に返品すれば良い所を、アリババの場合は商品の欠陥を証明するためのアクションを要求されたりするので、解決に時間を要するケースが多々ある。
、一般消費者向けサイトではないので、対応は極めて雑。その辺りは覚悟して使っていく必要があるわけだね。