アリババのデメリット
2016/07/06
アリババのデメリットを把握しよう
タオバオと同様にアリババでの仕入についても様々なデメリットがある。このデメリットをきちんと把握しておくことで、事前に対策を考えていくことができる。
今回はアリババのデメリットに注目してみよう。
対応が不親切
まず言えるのが、タオバオに比べ全体的に対応が不親切だということ。
注文した商品と違う商品が届いたり、商品が破損していたり、数が違ったりといったことが起こるケースはアリババでもあるが、タオバオに比べてみると、その対応がひとことで言うと「雑」だ。
タオバオであれば、比較的容易に返品対応をしてもらえるが、アリババの場合はまずそのトラブルが存在することを証明することを求められることがある。
そうなると、写真をとったりして送るのだが、そうなると「それは本当にうちの商品ですか?」となったりする。
B2Bゆえのことかもしれないが、価格が安い分、そのあたりの対応が雑になってくるのは覚悟しておいたほうが良いだろう。
可能な範囲で、送付して貰う前の状態を詳細に詰めておくことで対応するしか無い。
連絡が取りづらい
タオバオに比べ営業時間が短い傾向にある。そのため、連絡が取りづらいケースが発生する。商品の状態や、発送調整などのコミュニケーションが必要になるのはタオバオと変わらないが、その時間が限られてしまうわけだ。
例えば中国市場は夕方4時とかでしまってしまう。
これも前提として認識しておいて、連絡を計画的に行っていくしか無い。
小口への対応が雑
大前提として、大口取引をすることになっているので、小口への対応は極めて雑だ。
例えば、サイト上では1個から注文できると書いてあっても、実際に連絡をしてみると5個以上ではないと仕入ができない事がわかることもある。ここでもサイト表記のみでの判断は危険なわけだ。
注文を受けてくれたとしても、同時に大口の発注が入ると、発送処理を後回しにされたりして、リードタイムが悪化することもある。
対策としては、リードタイムの悪化は想定しておいて、その前提で仕入を行うしか無い。
問屋だって偽物ばかり
アリババがB2Bゆえに偽物が少ないかというと、そんなことは断じて無い。
むしろより巧妙に偽物を売り込んできたりもする。そのため、タオバオと同じようにブランド品の取引はご法度だ。
たちが悪いことに、売っている本人がその商品を偽物と認識していないケースも多々ある。
有名ブランドの関連は扱わないに限る。
詐欺にあうかもしれない
アリババでは店舗評価が高くても、過去に詐欺事件を起こしたりするケースが存在している。その店鋪はゴールドサプライヤーとして信用度が高いと評価されていたにも関わらず、詐欺事件を起こしたそうだ。
これは、非常にリスキーなので、必ずパートナーさんや代行業者さんを経由して取引をすすめるようにしよう。