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アカウント停止のリスクヘッジ

2016/07/30

アカウント停止の恐怖

アカウント停止。怖いねぇ。Amazonでビジネスをしている誰もが恐怖におののくアカウント停止。今回はこの辺りに注目してみよう。

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停止と閉鎖の違い

まずは停止と閉鎖の違いに触れてみよう。

停止というのは、Amazonアカウントが一時的に使えなくなっている状態。閉鎖はAmazonアカウントが完全に使えなくなって復活の余地がない状態を差す。

ただ、停止といっても必ず復活できるというものでもなく、基本的に閉鎖につながっていく。

停止になったら、改善レポートをAmazonに提出する流れになるのだけれど、このレポートもすんなりと受け付けてもらえなかったり、NGとなってもその理由の詳細は教えてもらえなかったりと、大変な困難を伴う。

まずは停止をされないための努力が必要ということだね。

停止の原因

アカウント停止の原因は大きく分けて2つある。

パフォーマンスの低下と規約違反だ。

各々を見ていこう。

パフォーマンスの低下

パフォーマンスはセラーセントラルから確認できる5項目を確認する。

注文不良率

否定的な評価(低評価)が寄せられた場合、もしくはAmazonマーケットプレイス保証やチャージバックが申請された場合に、注文は「不良」とみなされる。

注文不良率というのは特定期間内にこの不良注文が全注文数のなかで占める割合のことだ。

要するに低評価を受けないような努力が必要ってわけだ。

対策としては商品ページに商品に対する詳細な情報をきちんと書くことが一つある。何しろ商品とその説明が食い違っているとお客様としては頼んだものと違うということになってしまう。

これはASINに対する商品の同一性担保というAmazonの大方針に背くもの伴ってしまうので、最も気を使う必要のあるポイントだ。

あと評価という意味ではサンクスメールを出しておくというのは非常に重要だ。きちんと対応していることをお客様に伝えることが出来るポイントだけにしっかり抑えておこう。

キャンセル率

これは出品者側の都合で注文をキャンセルした率のこと。FBAで出品していれば基本的に発生することはない。

自社発送で出品しているケースで、在庫切れなどを起こしてしまうと上昇してしまう。自社発送のケースでは在庫情報をいかにタイムリーにAmazon出品情報と連動出来るかが肝になってくるが、実際には安全在庫を取らざるをえないので、在庫リスクを増大させることにつながってしまう。

複数チャネルでビジネスをしているときは非常に頭の痛い問題だ。

出荷遅延率

これはAmazonのセラーセントラルで設定している出荷までの時間までに出荷が行えなかった場合に上昇する率のこと。FBAで出品していれば基本的に発生しない。

自社発送のケースではやっぱり適正在庫の問題と、フルフィルメントにかかるコストのことをきちんと把握する必要がある。

ポリシー違反

Amazonからの通知メッセージを読まないと悪化する。

セラーセントラルでのメッセージ確認を必ず1日に1回怠らないようにしよう。

カスタマーサービス

お客様等からのメッセージが送られてきた時に、24時間以内に回答出来ないと悪化してしまう。

「確認しました」だけでもいいのできちんと返事しよう。

規約違反

Amazonの規約違反はアカウント停止に直結する。最も気を使うべきポイントだね。

商標権

商標権違反のケースは権利保持者がAmazonに申請した場合に発生する。

基本的にブランドを扱わないようにすることで対応が出来るが、そもそも商品リサーチの段階で商標権についてはきちんとチェックをしておこう。

同一商品の重複。

同一ASINに対してSKUを分けること。ただ、これはSKUで仕入れ値を管理している人も多いはず。この辺りはどう考えていけばいいんだろう?別途確認をしてみるつもりなので、その辺りはまた別の回にお伝えするようにするね。

複数アカウントの利用

基本的に一人で複数アカウントを保持するのはNG。家族名義だったり法人名義ならOK。

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